Culture働き方座談会

ベテラン社員から見たトキコ。
新入社員から見たトキコ。
様々な視点からトキコらしさを
探ってみました。

K.H.法務・コンプライアンス部
1990年入社/法学部出身
入社後は顧客管理や与信管理などの業務を経験。法務・コンプライアンス部のマネージャーとして、契約書審査・取引先コンプライアンス審査・コンプライアンス教育・社内規定の管理などを手がけている。
H.T.法務・コンプライアンス部
2007年入社/人文学部出身
財務の仕事を経て、現在は法務・コンプライアンス部に所属し、社内規定の管理や契約書審査、コンプライアンス教育などを手がける。子どもは小学1年生。行政書士の資格も取得している。
K.H.財務部
2021年入社/商業学部出身
財務部で出納業務を担当。金融関係への就職も考えたが、銀行でのインターンシップで自分には向いていないと気づき、インフラ系企業で財務の仕事がしたいとトキコシステムソリューションズに入社した。

法務・財務は現場とはちがって、会社そのものをしっかりと支えていくための部署。
普段から会社全体を見渡す立場にいる3人に、入社動機や福利厚生のさまざまな制度、
肌で感じるトキコの魅力などを自由に語っていただきました。
トキコはどんな風土や伝統を築いてきたか。そしてこれからどこへ向かおうとしているか。
それが浮かび上がってくる本音座談会です。

Theme 01三者三様の入社動機

K.H.
まず、お二人は何が決め手でトキコへの入社を決断したか、それからお聞きしたいですね。
H.T.
もともとインフラ関係の企業に興味がありました。当社の会社説明会で水素ステーションの話を聞いたのですが、当時はまだ燃料電池車に対する認識が低かったので、最初は「ほんとに水素で自動車が走るの?」と半信半疑でした。でも説明を聞くうちにとても将来性を感じて、「それが実現していくのを見てみたいな」とワクワクしたのを覚えています。
K.H.
やがてそれは実現しましたね。
H.T.
ええ。社外研修に出かけたとき、たまたまイワタニ水素ステーション芝公園を通りかかったんです。そこで当社の水素ディスペンサーを見つけたときには感激しました。
K.H.
私が小学6年生のとき、東日本大震災がありました。実家は茨城の海沿いなので、そのときに津波や停電を経験して、インフラに携わる仕事の大切さを実感しました。金融関係にも興味がありましたが、インターンシップを経験して「どうも肌に合わないな」と思うようになって。それでインフラに携わる会社で財務や経理の仕事をしたいと思うようになったんです。
K.H.
その中でもトキコを選んだ理由はなんですか?
K.H.
当社には総合事務職での採用があったんです。新人でも営業じゃなく、総務や財務に配属してもらえる可能性があると聞いたのが、大きな決め手でした。
K.H.
私の場合は大学生のときはバブルの全盛期で、就職先としては証券会社が大人気でした。でも性格的に向いていないし、製造業が堅いかな、モノづくりには夢があるし。そう考えて、大のクルマ好きだから、自動車部品メーカーの営業職を希望していました。当時トキコは、サスペンションやブレーキのサプライヤーとしてモータースポーツ界では有名な存在で、憧れの会社でしたから。今とは違って僕らの世代には、これが動機で入社した人が多いんですよ。
K.H.
そうだったんですね。動機も時代によってだいぶ違いますね。

Theme 02社員を支える制度が手厚い

K.H.
育児休暇制度を活用して、お子さんを育てながら働くって実際、どんな感じですか?
H.T.
周りの女性社員の方々が普通に制度を利用しているので心配はなかったのですが、最初はどのタイミングで言い出そうかと少し迷いました。安定期に入ってから伝える人も多いのですが、つわりなどで迷惑をかけると嫌なので早めに申請しました。そうしたら上司がまず「おめでとう、よかったね」と言ってくれたのでほっとしました。
K.H.
そのあとの職場の雰囲気とか、どうでした?お休みで抜けてしまうことになるので、私はそのあたりがちょっと不安で。
H.T.
全然問題なかったですよ。すぐに代わりの人を補充してくれて、いよいよ休みに入るときも「待ってるよ」と送り出してもらいました。復帰したのも同じ部署で、時短を使いながら子育てと仕事の両立が無理なくできています。
K.H.
法律では、お子さんが1歳になるまで育児休暇を取得することができる権利が定められていますが、当社では、法律で定められているものより手厚くなっていて、お子さんが誕生してから小学校1年生を終える3月31日までの期間に通算して3年間、育児休暇を取得(分割取得も可)することができます。復帰後の面談で働き方についての希望を聞き、その人に適した働き方・休暇の使い方をアドバイスしていますからそこまで心配するこはないですよ。
H.T.
制度で言えば、資格取得に対するバックアップも充実していますね。
K.H.
業務に必要な資格が多いので、積極的に取得を促しています。受験料や試験会場への交通費は会社が負担しますし、合格したら一時金と、定額の資格手当が付くようになります。
K.H.
資格手当がずっと貰えるのは、大きなモチベーションになりますね。実は先日、建設業経理士2級の検定を受験してきたところなんです。結果が待ち遠しくて。
K.H.
合格したら手当てがつく。そんな気持ちで頑張って資格を取ってもらえたら、それは同時に会社にとっても大きなメリットですからね。

Theme 03多様で柔軟な働き方が浸透

H.T.
とくにコロナ以降、テレワークやフレックス制度も定着してきましたね。マネージャーとして、それをどうご覧になっていますか?
K.H.
私たちの部署ではもともと在宅勤務可能なPC環境の整備やスケジューラーの導入、印鑑レス・ペーパーレス化などを進めているところでしたから、コロナ禍での出勤制限などにも即座に対応できたと思っています。みんな新しい働き方にも慣れてきましたね。
H.T.
私にとって在宅勤務の大きなメリットは、通勤で使っていた時間を育児に使えることですね。以前は子どもが熱を出したりすると、私か夫のどちらかが休みを取るしかなかったけれど、在宅なら子供の様子を見守りながら仕事ができるので安心なんです。子どものために有給休暇を使い切ってしまうこともなくなりましたし。
K.H.
慣れてくると、離れていてもあまり距離感を感じなくなってきましたね。簡単なことはチャットでやり取りできるし、込み入った内容はディスプレイを挟んだ対面で会話できるから、感覚的には会社で仕事をしているのと同じ距離感になってきた。むしろ無駄なく仕事に専念したコミュニケーションが図れるようになった気がします。
H.T.
たとえば今は微熱があると、やはり出社するのを躊躇してしまいますが、在宅だと安心して仕事ができるのもメリットだと思います。コロナが収まっても新しい働き方は残っていくでしょうね、部署にもよるのでしょうが。
K.H.
そうなんです。財務はまだ紙の仕事が多いので、在宅勤務はなかなか難しくて。しようとすると、必要な書類をコピーしたり伝票をPDFにしたり、その準備にすごく手間がかかってしまう。余計な仕事が増えてしまうだけなんです。
K.H.
確かにペーパーレス化は、今後さらに進めていくべき課題ですね。ところでもうフレックス制度は利用できるんですか?
K.H.
入社2年目から使えるようになるんです。使い方のアドバイスってありますか?
K.H.
好きなように使えばいいし、前日までに申告してもらえばどう使っても全然問題はありません。ラッシュを避けて時差通勤をする人も多いみたいですね。ちなみに現在は10時から15時がコアタイムです。

Theme 04トキコの魅力は人にある

K.H.
先輩として、トキコのいい点はどんなところだと思いますか? 私はどの部署に行っても話しづらい人がいなくて、すごく働きやすい風土が魅力だと思うのですが。
H.T.
ええ、確かに人がいちばんかも知れない。
K.H.
昔は昇級するときに試験があって、その時、上司や部署のみんなからサポートしてもらった経験があるでしょう?
H.T.
たしかにすごく親身になってサポートしてもらいましたね。かつて昇級試験制度があったときは、論文を書いて発表しなければいけなかったのです。論文の書き方からスピーチのコツまで、丁寧に指導してもらいました。
K.H.
私もそうでした。日本経済の動向から建築業界の現状、トキコの存在意義、自分が所属する部署の役割、その中において自分はこの分野で貢献する、みたいな論文をアドバイスを受けて書くんだけど、そのとき初めて自分の部署と自分の役割をきちんと理解することができたんです。あれはいい経験でしたし、それを後輩にも体験してもらいたくて、先輩としては懸命にサポートするわけですよ。
H.T.
みんなでサポートするのは、昔からの伝統なんですね。あの体験を通じて、部署内のチームワークがより深まりました。
K.H.
もともとトキコには、若手に早くから責任のある仕事を任せて、その代わりみんなでサポートして支える、そんなふうに人を育てていく伝統があります。部署内だけでなく、部署の垣根を超えて協力し合う風土も根づいていますしね。
K.H.
みんな穏やかで、協力的で、コミュニケーションがいいから働きやすく、居心地がいいんでしょうね。人を押しのけるようなスタンドプレーをする人はいなくて、チームプレーで結果を出すために、みんなで頑張る。
H.T.
やはり「トキコの魅力は人にある」。それに尽きると思います。